基礎年金の問題点

基礎年金の問題点は、日本の公的年金制度が三階建てといわれていて、１階の基礎年金は、会社員が加入する厚生年金、自営業者などの国民年金、公務員などの共済年金に共通して置かれているというところにあります。

基礎年金について、いろいろと議論されているさまざまな問題がこの基礎年金で、国民年金の未納問題、第3号被保険者問題、２５年の受給資格期間を短縮すべきとの議論などがあります。

基礎年金というネーミングは、基本的生活保障を想起させて勘違いする人がいらっしゃるのですが、実態としては均一に給付される年金ということなのです。

基礎年金の全額税方式化議論もその延長線にありますが、社会保険料か税かという二者択一で見るのは正しくないというのです。両方とも、働く世代の保険料によって高齢者の年金を賄う「賦課方式」だからなのです。

社会保険料か税かよりも、基礎年金をどう位置づけるかという問題の方が優先的に解決すべき問題だというのです。