受給資格期間が足りない場合

受給資格期間が足りない場合、日本に住んでいる20歳以上60歳未満の人は国民年金に加入する必要がありますが、昭和61年3月以前は任意加入でしたので、加入をしなかった人は受給資格期間の25年を満たすことが難しいため、未加入の人の救済期間としてカラ期間が設けられています。

カラ期間は年金額に反映しませんが、カラ期間を考慮しても、60歳までに受給資格期間を満たせない場合は、70歳まで厚生年金に加入することができますので、60歳以後も厚生年金に加入して受給資格期間を満たすことができます。

厚生年金に60歳以後も加入しても受給資格期間を満たせない場合、70歳以後も働いて高齢任意加入被保険者になる手続きを行ない、受給資格期間を満たすまで厚生年金に加入することができます。

次の方法として、国民年金に60歳から65歳までの間、任意で加入し、昭和30年4月1日以前に生まれた人で受給資格期間を満たしていない人は、65歳以後も70歳まで任意加入することができます。