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公的年金の種類と制度

公的年金は、仕事から引退した場合や、病気や怪我で障害を負った場合、一家の大黒柱が亡くなった場合などが原因で収入が少なくなってしまった場合に備えて、国が加入を義務づけている年金制度で老齢年金、障害年金、遺族年金に対して支払われます。

公的年金の種類には、国民年金、厚生年金、共済年金の3種類があり、職業によって加入する年金制度が違ってきますので、会社員やOLなどは厚生年金に加入していますが、国家公務員や地方公務員、私立学校に勤務している人は共済年金に加入し、厚生年金や共済年金は企業や国に従事している人が加入します。

厚生年金や共済年金に加入していない自営業の人や自由業の人、会社員や公務員に扶養されている妻、無職の人、学生は国民年金に加入します。

国民年金は、日本に住む20歳以上60歳未満のすべての人が加入すべき年金で、基礎年金といい、厚生年金や共済年金に加入している人は、国民年金にも同時に加入しています。

公的年金のしくみは土台となる1階部分が国民年金から支給される基礎年金で、2階部分が厚生年金や共済年金で、加入期間中の報酬に比例した年金が1階部分に上乗せして支給されますし、3階部分は厚生年金基金や確定給付企業年金、確定拠出年金などの企業年金があります。

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