葬儀での弔問客としてのマナーと心得

葬儀の受付には、葬儀会社のスタッフが受付をしていることもありますが、大抵の場合は、お手伝いを依頼された近隣の方や会社関係の方が多いようです。

受付の方が故人の親族でないからと、挨拶をしなくて良いかというとそうではありませんね。

弔問客として受付でお香典をお渡しする際は「この度は、ご愁傷様でございます」とお悔やみの言葉を述べるようにしてください。

弔問客として特に気をつけたいことは、故人の死因や病気に関して、根掘り葉掘り聞くのは、失礼にあたりますので、できるだけ控えるようにしましょう。

弔問客としては「本当に残念ですね。お力落としのないように・」といった程度に、留めるように心掛けましょう。

弔問客としてお悔やみの際は、忌み言葉といって、使うことを避けなければいけない言葉があります。

避ける言葉は、「たびたび」「かさねがさね」「くり返す」「重ねる」「続ける」「またまた」など不幸が重なることを連想させるような言葉が嫌われますので、言葉遣いに注意するように心掛けてください。

故人の成仏をさまたげる言葉として「迷う」「浮かばれない」なども使わないように気をつけるようにしてくださいね。

葬儀には、長々と話し込むことも控えるようにしなければなりませんので、お悔やみを述べることができそうにない時には、軽く黙礼のみにしておきます。

弔問客としては、ご遺族の気持ちを充分に察してあげることが、最も大切なマナーのひとつといえます。