葬儀のお世話役のマナーと心得

葬儀を喪家だけで取り仕切ることは、いろいろと雑事が多くて無理なことなんです。細かな雑事が多い葬儀を取り仕切るためには、お世話役というお手伝いをしてくれる方々がどうしても必要になります。

葬儀のお世話役は、会社関係の人や地域の方が頼まれることが多く、依頼されたら快く引き受けて、喪家側の立場であることを心掛けるようにしましょう。

葬儀のお世話役には「受付係」「会計係」「接待係」などがあります。

葬儀を葬儀会社のホールで行う場合には、お世話役の役割を葬儀会社のスタッフの方が行ってくれます。

葬儀のお世話役は、葬儀会社のスタッフの方が行う場合は、スタッフでまかないきれない部分をお手伝いする形となります。

【葬儀のお世話役お仕事】
【受付係】
お香典を受け取る際には「本日はお忙しい中をありがとうございます」などと必ず一言添えるようにしましょう。
名簿には氏名と住所を必ず記帳してもらいます。記帳は、後日喪家側からの香典返しを送る際に、大切な名簿となります。

【会計係】
お香典のお金を集計管理します。
香典袋にかかれている金額と、内容があっているか確認します。
トラブルを防ぐためにも、一人で行わずに複数の人で行うようにしましよう。

【接待係】
弔問客へのお茶やお食事の接待をします。
裏方の仕事になりますから、台所で待機することになります。
おしゃべりは謹むようにしましょう。

お世話役を引き受けるのが初めてだと、分からない事もたくさんあると思いますが、葬儀は昔からのしきたりやマナーが多いので、判らないことはご年配の方の意見を伺うようにしましょう。

お世話役の態度によっては、喪家側のマナーを問題視されることになりますので、弔問客には、喪家側に立って、丁寧な応対をするように心がけるようにしましょう。