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成人後の発達障害の確認のしかた

発達障害の患者は、子供ばかりではありません。子供の頃から個性的だと言われ続けた人が、大人になってから発達障害を疑い、診察を受けて発覚することもあります。

発達障害の中には、自閉症のように知能や身体の発達の遅れを伴うものもあれば、アスペルガー症候群のように心身の遅れが全く見られない障害も含まれます。

心身の遅れが見られない場合、本人だけでなく周囲も障害があるとは気付かないケースが少なくありません。症状が軽度であればなおさら、障害ではなく個性だと見なされることも多くなります。

発達障害の患者の親や家族の心理からすると、我が子が障害者だという事実は受け入れ難いものでしょう。症状がグレーゾーンの範囲であれば、障害よりも個性だと思いたいと考える人が多いのも無理はなく、そのような心理から受診を避けてしまうケースもあるようです。

障害を持ちながらも無事に成人し、仕事を得ている人はたくさんいますが、多くの場合に職場で対人関係のトラブルを抱え、それが仕事に支障をきたしていることもあるようです。

そのような日々のトラブルや問題から、自分が障害を持っているのではと疑う人は少なくなく、そういった人のために自己チェックできるチェックリストなども多く紹介されています。

発達障害に対するサポートは、子供に対するものが多いのが現状ですが、大人の発達障害者に対するサポートも実施されていますし、各地域にある発達障害者支援センターでは悩みを相談したり、カウンセリングを受けられるようになっています。

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