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わきがと多汗症は、ちがうのですか？

わきがと多汗症の違いということですが、わきがというのは、一度気になりだすと止まらないのが体臭の悩みですが、わきがは季節を問わず気になるものですね。

日本人はきれい好きですから、とくにわきがや体臭には敏感ですし、誰でも自分の体臭で悩むのはいやなのではないでしょうか。

わきがが原因であれば、正しい治療を行わなければなりませんし、わきがの治療法はさまざまあります。

わきがの治療法の前に、わきがとは何かということを知っておきましょう。わきがは多汗症とは違います。

多汗症は、体温調節が必要でないときでも大量に汗を分泌してしまう症状です。大量の汗をかくために、わきがと勘違いしてしまう人もいますが、ワキの下だけでなく、手や足や、顔などにも汗をかきます。ですからわきがと多汗症は根本的に違ものなのです。

多汗症の人は、日常生活にも障害を来たし、発汗量が多いと、書き物する時や楽器を演奏する時、自転車や車のハンドルを握る時など、汗でべとついたり、濡れたりと、いろいろ問題が出てきます。

多汗症は、専門医に相談して治療しなければ、自然に治ることは勿論できませんが、わきがと同じで少しでもその症状を軽くすることが可能だといえます。

わきがとは、エクリン腺、アポクリン腺、皮脂腺などの汗腺類から出る分泌物が、皮膚にいる菌により分解されることによって発生してしまう異臭です。

わきがは、皮脂腺の活動が思春期の頃から活発になるので、わきがの臭いもきつくなってくるでしょう。

わきがは遺伝もありますし、性ホルモンの影響もあるのがわきがの特徴です。

エクリン腺は、人の体全体に分布している汗腺で、体内に溜まった熱を放出する働きをしています。

アポクリン腺は、ワキ下やおヘソの周り、耳の中などに存在しています。

汗腺から出る分泌物は乳白色で、成分は脂肪・色素・アンモニアなどからなりますが、衣類に染みを作る原因になるのです。

皮脂腺はその名のとおり、皮脂を分泌していますが、これらの汗腺と雑菌が混ざり合うので、わきがは独特の腐敗臭を放出しています。

わきがは人間がそれぞれ持っている体臭とはまったく違うものであるといえるのです。

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