アスペルガー症候群の場合の誤解

アスペルガー症候群の人がよく誤解されるのは、この障害を持っている人は犯罪をおかしやすいということです。

まずはじめに知っておかなくてはいけないのは、犯罪をおかしやすいという証拠になることは、一切ないということです。

アスペルガー症候群という障害を抱えている場合は、子供か大人かに関わらず、真面目な性格であり、規則にきちんと従う割合が高いと言われていますが、全くいないかというとそうではないのですが、鑑別所や少年院にいるアスペルガー症候群の人は約2%にとどまると言われています。

犯罪をおかしてしまったという場合でも、対人コミュニケーション能力が足りていないことから、本人が世間のことを十分に認識できていないことにより軽犯罪に至ってしまったということが大半を占めています。

アスペルガー症候群の場合は、認知の歪みを持っていて、自身の感情を制御するのが難しいことからキレやすく、反社会的な行為をする場合があると認識している人もいますが、これに関しても確たる証拠があるわけでなく、アスペルガー症候群自体が犯罪に直接繋がることはないと言われているため、誤解されています。

アスペルガー症候群の人が事件を起こす引き金になるのか、仮にそうであっても最たる原因がアスペルガー症候群そのものなのか、それ以外の障害なのかに関してなど、誘因を絞り込むのは非常に難しいとされています。

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