アスペルガー症候群の原因

アスペルガー症候群の原因が何かということですが、よく親の育て方が悪い、虐待をしている、愛情が足りないといったことが原因だと言われてますが、これは全くの誤解です。

アスペルガー症候群の原因が何なのかということは、現状においては解明されるまでにはいたっていないのですが、原因は明らかになっていないとはいえ、もしかしたらこれが原因ではないかと考えられていることはあります。

アスペルガー症候群の社会性の問題、コミュニケーション能力の問題、想像力の問題などの行動特徴は大抵、認知発達障害の問題であることから、脳機能に何かしらのトラブルが起きているという想像がつきます。

環境的な要因、遺伝的な要因、妊娠中、出産時、出生後すぐに何かしらのトラブルがあったことから脳の特定箇所に障害が起きたという考え方があるのですが、アスペルガー症候群の決定的な原因とまではなっていません。

決定的な原因が不明なことから、アスペルガー症候群の人が医療機関に足を運んでも、アスペルガー症候群自体を治療することはできないのが現状で、医療機関の対応としては、アスペルガー症候群の診断、療育支援の他、うつや不安障害などの二次的な症状に対する薬物療法にとどまっています。


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