アスペルガー症候群と治療

アスペルガー症候群の治療の土台となるものは、障害のある子供がいる場合も、障害に関心のある場合も、確認しておくことは、障害に対する正しい理解です。

アスペルガー症候群は、知能や言語の発達に問題が認められないため、周りがサポートすることの大事さが軽く見られやすいという問題がありますが、周りがサポートするということを軽視していますと、アスペルガー症候群の子供を不幸にしてしまいかねないのです。

周りのサポートを得られませんと、アスペルガー症候群の症状により生ずる人間関係のハンディキャップを埋めることができませんし、子供自身が持っている能力を活かす環境がないという状態を招いてしまうことになるかもしれません。

アスペルガー症候群の子供を不幸にしないためには、家族を代表とする周りの理解とサポートが必要不可欠ですので、子供と関わり合い、的確なサポートをするためには、アスペルガー症候群がどのような障害なのか、どういうことから独特な言動や態度を取るのか、正しい情報を得ることが必要になります。

絶対に自分勝手な子供だと決め付けて、怒ることがないようにしなくてはいけませんし、アスペルガー症候群は子供自身の個性に問題があるというものではなく、サポートの必要な障害ですので、家族を含む周囲が手を差し伸べ、共に克服していかなくてはいけない問題なのです。


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