成長してからのアスペルガー症候群

アスペルガー症候群に関する情報を成長してから欲しいと感じている場合が多いのは、子供のアスペルガー症候群ばかりが取り上げられていると感じるからなのかもしれません。

子供のアスペルガー症候群に関する情報の多くは、そのまま青年期や成人期のアスペルガー症候群の場合に該当するため、特に子供と大人のアスペルガー症候群を分けて考えるという必要が少ないからです。

アスペルガー症候群は、児童期の段階で判明しますので、特徴は年齢ごとに若干変わってはくるものの、根本的には成人期まで続くと認められているからです。

アスペルガー症候群の場合、必ずしも小さい頃に診断されるのかというと、そうとは言い切れない部分があり、成長してからようやく、アスペルガー症候群であると診断されるということも少なくないのです。

成長してからの診断の場合は、診察した際にいわゆる3つ組の障害があることが条件のひとつですが、この他にも幼児期の頃から3つ組の障害を抱えていたのか否かを確かめる必要があります。

アスペルガー症候群の条件を満たしますと、成長した場合に対しアスペルガー症候群であるという診断がつくことから、的確な診断を下すためには、発達期のことを十分に知る家族から得られる情報が、大変重要な意味を持ってきます。


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