アスペルガー症候群の子どもの場合の関わり方

アスペルガー症候群の子どもと親の関わり方ですが、人それぞれ違った考え方がありますが、中には親の育て方が悪いからアスペルガー症候群を抱えるようになるのだという認識を持っている場合があります。

厄介なことに、間違った認識を持っている場合が少なくないのですが、本当に親の関わり方とアスペルガー症候群に関係があるのかといいますと、間違った認識を持つのは全くの間違いなのです。

アスペルガー症候群を抱えるようになるのは、親の関わり方が悪いからということではありませんし、アスペルガー症候群の原因は、現状において特定されているわけではないのです。

原因が解明されていないにもかかわらず、間違った認識を持って差別的な見方をするというのは、良くないことですし、アスペルガー症候群を抱えている子供は、幼い頃から漢字が分かっていたり、計算に強かったりすることから、親が教育に情熱を注ぎ過ぎて愛情が不足していると周りから見られている場合もあります。

アスペルガー症候群であると適切な診断が下されていないことが少なくないことから、しっかりとしつけがされていないわがままな子供と捉えられている場合がありますし、虐待しているからアスペルガー症候群になるのだと思っている場合もあります。

アスペルガー症候群に対する思い込みは、全て間違っているのですが、親の関わり方とアスペルガー症候群には関係がないということを頭に入れておきます。


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