アスペルガー症候群の子供との関わり方

アスペルガー症候群の子供の場合は、暗黙の決まりごとをきちんと認識することが苦手ですので、決まりごとは極力はっきりとしていて、子供の持つ能力の限度を超えないレベルのものにします。

明確さがないこと、皮肉、言葉の裏に本当の意味があることを言ったところで、正確に認識することはできないというのを念頭に置く必要がありますし、今の状況に関連性のないことを何度も尋ねたり喋りたがるような場合は、対応に気をつけなくてはいけません。

アスペルガー症候群の子供の場合は、ネガティブなことを言われるのに対し、過敏に反応しますので、今その話をするのは無理、その話は5分で終わりなど、場面に合わせてはっきり言って、いつ、どこでであればその話ができるといった具合に代わりの案を出してあげます。

記憶力が相当に優れている場合があるため、小学生時代に教師から叱責されたことを記憶していて、成人してから教師の居場所を突き止めて抗議文を届けるといった場合があり、根に持っていたりします。

アスペルガー症候群の子供が思春期を迎えますと、自分とは別の子供の話すことや行動が異なることを知り、ショックを受ける場合がありますし、小学校などでも、比較的教師などから注意される言動を取ってしまいがちなことから、ただでさえ自信を喪失しやすい状態にありますので、なるべく本人の良いところを探して評価してあげる必要があります。


カテゴリのトップへ
トップページへ

Copyright(c)発達障害の現状と注意点