アスペルガー症候群の子供の心理面

アスペルガー症候群の子供の心理的なものですが、普段から子供か大人かに関わらず、人は関わる人の気持ちを汲み取りながら生活していますが、こうした能力は普通、4〜5歳頃から向上しますが、アスペルガー症候群の子供の場合は違う場合があります。

人の気持ちを汲み取ることが苦手なため、他の人が話したことを言葉通りに受け取る傾向があり、そこを悪用されやすいという問題がありますし、アスペルガー症候群の子供は注意力に問題を抱えている場合があります。

注意力の問題では、何かをしているタイミングで話しかけても気付かないことがありますし、通常、人は何かをしていても多少は他のことに対して注意力を向けているため、声をかけられれば反応できるのですが、アスペルガー症候群の子供の場合は、上手く注意力を振り分けることが困難なのです。

何かをしている状態から他のことに注意力を移すということも不得意な場合があり、先にしていたことにずっと頭の中を支配されていて、次にするようなことに注意力が向けられない状態に陥るのです。

アスペルガー症候群の子供の場合は、自ら何かの計画を立てて、その達成に向けて連続的に行動することが不得意な場合があるため、他の人が計画作りをしないと、単独で複数のことをこなしていくことができなくなります。

子供の自主性を大事にする教育方法が良いと言われることがよくありますが、こうした問題を見ますとアスペルガー症候群の子供には適さない教育方法であるといえます。


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