アスペルガー症候群の子供の触覚

アスペルガー症候群の子供は様々な感覚に敏感さを示しますが、触覚もその一つに数えられます。

アスペルガー症候群の子供の場合、特定の質感のものを好んで触ったり、持ち歩いたり、反対に特定のものが触れるのを過度に嫌うという行為が現れる触角の敏感さがあります。

誰かに触られたり、抱きしめられることを避けようとする場合もありますが、アスペルガー症候群の子供が赤ちゃんだった頃、抱かれたがらなかったというケースがありますが、これは触覚が敏感なことを示すはじめの反応かもしれません。

子供が何かいいことをすると、大人は頭を撫でたりするものですが、頭を撫でられるのが嫌でいいことをするのをやめたという場合があります。

触覚の敏感な反応は、子供のことをしっかり観察していれば判らないのですが、大人は特に何か意識することなくただ頭を撫でているということが多くあり、注意が必要ですし、耳垢の掃除をしてもらうこと、髪を切ってもらうことを非常に嫌い、睡眠中に済ませようとすると目覚めてしまうようなことがあります。

耳の掃除や髪を切るといったことに対する反応も、アスペルガー症候群の触覚に現れる敏感さと繋がりがあると考えられていますし、痛みにも敏感で、注射を受けるときなどに過度に怖がるような場合も見受けられます。

大人のアスペルガー症候群の場合で、注射を行ったときの痛みで泣き出す場合がありますし、そうかと思うと、痛みを全く意に介さないような場合もあります。


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