アスペルガー症候群の子供の嗅覚

アスペルガー症候群の子供に見られる敏感さというのはいろいろありますが、その中のひとつとしては嗅覚を挙げることができます。

アスペルガー症候群の子供は、どのようなニオイに敏感になるのかといいますと、嗅覚が過敏な子供の場合、整髪料のニオイであるとか香水のニオイを気にしすぎる割合が高く、普通の人が好むようなニオイ、あまり気にしないようなニオイがどうしても気になってしまうのです。

周りの人の体臭や口臭に対しても神経質になり、体臭や口臭が耐えられずに社会生活に支障をきたすことがあるのは、ニオイのことを本人にそのまま言ってしまうため、相手に嫌な思いをさせてしまう場合があるからです。

アスペルガー症候群の子供が、ニオイのことを指摘した場合でも決して悪気があるわけではありませんし、学校や仕事場などのお手洗いを使用することができなかったり、プールの塩素消毒のニオイに耐えることができず、授業に参加したがらないなどの傾向があります。

アスペルガー症候群の子供の嗅覚に見られる敏感さは、少々厄介なところがありますのは、アスペルガー症候群の子供自身が、嗅覚が敏感であることを訴えないことが少なくなく、こうしたことから、嗅覚が敏感であることと結びつきのある行動は、見落とされやすくなってしまうのです。


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