発達障害のある子供の就園や就学

発達障害のある子供が幼稚園や保育園、小学校に入る場合、事前にリサーチや話し合いが必要になります。

発達障害は知能の遅れを伴わないものもあるため、受け入れる側からしても慎重な検討が必要ですので、障害の程度によって入れる園や学校が大きく左右されると言います。

幼稚園の中には、障害児枠を設けている幼稚園や、専門の知識を持った職員を常駐させている幼稚園もありますが、これらの情報は、ホームページなどに記載されている場合もあれば、直接聞かなければ分からない場合もありますから、気になる幼稚園がある場合には直接聞いてみることをおすすめします。

幼稚園では勉強の時間は少なく、遊びが活動のメインですが、小学校では勉強がメインになりますが、発達障害の子供は学習能力が低い傾向があるため、幼稚園では普通の子と一緒のクラスで楽しめた子も、小学校では普通学級に入るのが難しいケースもありますし、小学校によって差がありますから、入学前に学校側としっかり話し合うことが大切です。

普通学級で授業を受けるのが難しい場合は、特別支援学級に入るという選択肢もありますし、普通学校に併設された障害児対象のクラスで、知的障害児クラスと情緒障害児クラスの2種類があります。

普通学校の中の1クラスで、普通クラスとの交流も盛んなので、普通クラスから変更する際にも環境の変化を最小限に留めることができます。

学習能力に問題のないアスペルガー症候群や高機能自閉症の子供には、通級指導学級と呼ばれる、普通学級と特別支援学級の中間のクラスが適していると言われていますが、普通学校が難しい場合には、障害児対象の特別支援学校という選択肢もあります。


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