学童期の発達障害の見つけ方

発達障害は診断の難しい障害でもあり、乳児期の検診で気付かないまま成長する子供も多くいます。

乳児期の検診で発達障害だと気付かれなかった子供に、発達の遅れが目立ち始めるのは小学校の入学後です。

幼稚園や保育園までは遊びが活動のメインですが、小学校では勉強が始まり、生活における規律も格段に厳しくなり、椅子にじっと座っていなければならない時間も増えます。

遊んでいるだけのうちはそれほど問題行動が目立たなかった子供も、小学校に上がると目に見えて他者との違いが浮き彫りになる場合があります。

発達障害は、障害について知らなければ障害を疑うこともありません。発達障害を持っていても、周囲がそれと思わなければ、単に「言うことを聞かない子」「落ち着きのない子」「勉強のできない子」として括られてしまうでしょう。

発達障害は早期に発見して対処することで、症状を改善することが可能です。子供が発達障害だった場合、親がいち早くそれに気付いてあげることが、障害を改善するための第一歩と言えますので、ここでは気をつけて観察すべきポイントをいくつか紹介しましょう。

発達障害の子供は、集団での遊びが苦手で会話が成り立ちにくい・1人遊びが多いなどの傾向がありますし、学習面においては、漢字の読みは得意なのにひらがなが書けない・頭の回転は速いのに、作業は人一倍遅いなど、両極端な特徴を持つことが多いとされています。

どの子供にも得意・不得意はあるものですが、上記のような特徴が顕著に見られた場合は、専門機関に相談してみるといいかもしれません。


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