乳幼児期における発達障害の見つけ方

発達障害では、言葉の遅れや社会性の欠如、コミュニケーション能力の低さといった症状が特徴ですので、これらの能力が育っていない乳幼児期には発見するのが困難だと言われています。

発達障害に気付くきっかけとして多いのは定期健診ですが、産後間もない頃の検診ではまず見つかりません。早くて1歳半検診ですが、3歳時に行われる検診で見つかるケースが多いようです。言葉を話せるようになり社会性が身につく時期にならないと、他者との比較も容易ではなく、診断も難しいとされています。

1歳半検診では、親の行動を真似るしぐさがあるか、名前を呼ばれると反応するかなどが聞かれます。また遊び方についても質問があり、お人形さんごっこなどのごっこ遊びをしているかなどの質問がされます。

さらに1年半後の3歳検診では、発達障害に関するより具体的な質問がされるようになります。たとえば言葉の遅れがないか、多動傾向がないか、またこだわりが強すぎないかなどの質問があります。3歳児に対しては簡単な発達検査が行われることもあり、より発達障害が発見しやすくなるようです。

発達障害は、見た目で分かる障害ではないケースが多いため、専門家に接触せずに発覚に至るケースはまずありません。

定期健診以外にも、カゼや体調不良などでかかりつけの病院にかかった際に、気になる点を相談する中で発覚したというケースもありますが、子育て支援機関などで、育児の不安を相談することで障害の発覚に至ることもあるようです。


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